今月のクローズアップ
最高の笑顔と華麗な技はチーム力が生んだ宝物―FUNKY FLAPPERS
種目:チアリーディング
活動場所:桃山学院大学内

◆チームみんなで作るパフォーマンス


“陽気なおてんば娘”の意味を持つ桃山学院大学チアリーダー部FUNKY FLAPPERS。無邪気な笑顔で軽やかに技を決めていく姿は、まさしくおてんば娘。だが、彼女たちの練習はピリッとした緊張感に包まれている。真剣な表情はあのすがすがしい笑顔からはちょっと想像がつかない。チーム全員の息が合わないと上手くいかないチアリーディングの世界は、予想以上に厳しいのだ。
練習は、一人でも欠けるとフォームを組めなくなるので、全員出席が条件。選曲、振り付け、フォーム。それらを部員が考えていかねばならないので、ほとんどが全員での作業になってくる。
「練習はしんどいです。けれど全て自分たちでできるのは、楽しいことでもある」と話すのはメンバーの奥貫さん。その分やりがいがあり、チームとしての力がついてくるという。
数年のサークル活動を経て、99年にFUNKY FLAPPERSはクラブになった。クラブに加入すれば大会に出場が可能になるが、初めて参加した大会では「出場するだけで精一杯」の成績。そんな悔しさも厳しい練習を支えていたのだろう。
その結果が去年の全国大会に発揮される。予選敗退ではあったものの、順位があと1つ上なら決勝進出という惜しいところまで成長した。
「決勝には出られなかったけれど、すごく自信につながりました」。
全員で頑張ってきたチーム力の成果だった。


◆チアリーディングが生む地域との交流


大会だけでなく、応援としての本来の目的も忘れてはいない。大学のアメフトの応援や、大学祭、入学式などのイベントにも参加するが、その応援の域は大学を超え、地元へと広がっている。
信太山駐屯地の自衛隊との交流もある。クリスマスコンサートや創立祭、今年の春には入隊式という重要な式にも花を添えた。
また、地元泉大津でのパレードにも参加する。みんなから「かっこよかった」「すごかった」と声をかけられる。全く触れ合うことのなかった人たちとの交流が、生まれる。その瞬間が何よりもうれしいのだという。


◆大会を観戦してチアーのパワーをもらおう


そんな地域との交流を大事にするFUNKY FLAPPERS。他のチアリーディングチームとの合同練習や、交渉次第ではアマチュアチームの出張応援にも応じてくれるという。
「いろんな方と出会えるのは、私たちにとってもいい機会だと思っています。ただ、応援するからには真剣にしたいので、充分な交渉と時間が必要になってくると思います」とキャプテンの西山さん。
 また、6月には大阪府立体育館で西日本チアリーディング選手権大会、12月には全国大会が開かれる予定だ。
「大会はみんながライバル。だけど応援するのがチアリーディングの目的だから、ライバルの演技中もみんなで応援するんです。そこがチアリーディングのいいところ。みなさんも是非一緒に盛り上がってほしい」。
自分たちのチームだけでなく、会場全体の人を励まし、応援してくれる。みんなを盛り上げるために、チアリーディングは存在する。
大会での彼女たちの笑顔と練習を重ねてきた技の連続。それを見て、パワーをもらってくるのもいいかもしれない。(文:藤田あかり)

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