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![]() 種目:サッカー 活動場所:熊取町民グランド |
| ◆熊取に少年サッカーチームをつくろう 「ここができる前、熊取町にはサッカーチームがありませんでした。」FCマトリックス代表の前川さんは言う。92年の結成。その前は地元の少年チームはおろか、熊取の中学校でさえサッカー部があるのはひとつだけだったという。そのなかで「サッカーをやりたい」という子どもたちがいた。幼稚園のグランドでひとりサッカーをする子どももいた。 「何としても熊取町に地元少年サッカーチームを」―その思いをうけ、地元の教師を中心に立ち上げたのだ。メンバーはすぐに小学生30人が集まった。名前は「マトリックス」。数学用語で「行列」という意味。その名の通 りサッカー好きの集まりだった。 ◆コーチと選手 ナチュラルな関係がサッカー好きを育てる 30名から始まったマトリックス。現在のメンバー数は小・中学生あわせて70名を超える。その大人数を支えるのが前川さんを始め5人のコーチ。ほとんどが指導者の資格をもっている。「活動事態がボランティアといっても、選手たちにとってはJリーグのコーチと同じ"コーチ"に変わりはないんです。選手に失礼のないようにというか、やっぱり僕たちも講習を受けたり、勉強しなければいけないと思うんですね。」(前川さん) コーチが真剣だからこそ選手も真剣になれる。練習日も1週間のほぼ毎日という熱心さ。しかも「絶対強くならなければならない」とか「勝つためには・・」といった気負いはない。「別 にこの70名をまとめようっていう気はないんです。みんなサッカーがやりたくて集まっている子達で、僕らはその場を与えているだけ。サッカーをずっと好きでいてほしい、楽しんでほしいというのが目的ですから」(前川さん) そんな選手もコーチもナチュラルな状態に信頼関係は生まれてくる。練習中、「コーチ!!コーチ!!」としきりに呼ぶ声が聞こえる。それはサッカーの相談だったり雑談のためだったりする。これもコーチと選手の信頼の現われなのだ。 ◆夢は大きく「Jリーグチーム結成!」 「一番うれしいとき?やっぱりここで育った選手がサッカー好きでいてくれること。OBとしてチームに帰ってきてくれることが一番うれしいかな。」マトリックス出身のサッカー少年たちが、数年後サッカーをするためにマトリックスに帰ってくる。時にはコーチとしてやってくる。前川さんはその姿を見るのが楽しみだという。 「でもね・・」前川さんは付け加える。「一番の夢はね、マトリックスがJリーグチームになること。このグランドが一面 芝生で、競技場になっていて。僕がビール片手に観戦するんです。あいつはあそこが昔からだめだったとか、あいつを出せへんから負けたんやとか、いろいろ観戦席でゴチャゴチャ・・」 熊取町のグランドには毎日子どもたちの声がある。真っ黒に日焼けし、懸命にボールを追いかけている姿がある。地元に愛されて、コーチに支えられて。FCマトリックスの歴史は重ねられる。 (取材:山本裕二) |
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