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◆その場でブールを転がせば・・・
「ちょっと、一緒にやってみない?」
チームメンバーのパスカルさんが、練習場所にたまたま居合わせた人たちに声を掛けている。彼らはペタンクを知らない。それでも、戸惑いながらブール(※ボールのこと)を投げてみると、「そうそう、上手!」とパスカルさんの声が飛ぶ。彼らの表情がすぐに、笑顔に変わる。楽しそうに何度もブールを投げ続けている。
「その場ですぐに、試合に参加できる。簡単で面白いのがペタンクなんですよ」と彼らの姿を満足そうに見つめながら、パスカルさんは話す。
1997年創設のC.I.P.O。フランス語教師であるパスカルさんの知り合いや生徒さんを集めてスタートする。最初7人ほどだったメンバーは、インターネットで募集をかけるなどして現在は30名ほどに増えた。年齢層は25歳から74歳までと幅広い。
「ペタンクは、フランス語で“足を揃えてする”という意味なんです。つまり、ほとんど体に負担が無いので、本当に年齢関係なく、誰でもできるんですよ」(パスカルさん)
◆いつのまにかやみつきに
ペタンクのルールはいたって簡単。“ビュット”と呼ばれる小さな目標に、自分のブールをいかに相手より近づけるかで争われる。1対1、2対2、3対3の対戦方法があり、主に13点先取で勝ちが決まるというもの。持ち球は、3対3は2球ずつで、それ以外は3球。ブールを転がしてもよし、投げてもよし、“ティール”といって相手のブールをはじき飛ばして、自分のブールを近づけるも戦法をとるもよし、ビュットに近いブールの数が点数となる。
狙いを定め、ブールをうまくコントロールするのが難しく、ブールの行方に一喜一憂。いつのまにか、やみつきになっている・・・というのがペタンクの魅力だ。
また、屋外スポーツであるゆえに、グランドのコンディションでもブールの行方が左右されるのも面白い。
「この前なんて大雨の後、プレイしたんですけど。ボールがまったく転がらないんですよ。でも、それはそれで、面白いんですよね。」(義平さん)
◆メンバー募集中―のんびり、楽しいひとときを
C.I.P.Oは、現在メンバー、対戦相手ともに募集中だ。年齢を問わず、性別を問わず、もちろん初心者大歓迎だ。毎週土曜の昼の2時から。終了時間は「日没まで」というアバウトなところも、C.I.P.Oらしいところ。
「遊び尽くしたら、終わり。みんな、ペタンクやってるとき、子どもみたいなんですよね」(義平さん)
試合にも積極的に参加。春には毎週どこかで大会が開かれているというくらい、日本でも人気のスポーツなので、時には、遠征試合をすることもある。毎年春に行われるC.I.P.O主催の大会では、60を超えるチームが集まり、ペタンクに明け暮れるのだとか。
南天満公園の、木陰でのんびり転がすペタンク。パスカルさんたちみんなの「いっしょにやろうよ!」という陽気な誘いに応えて、楽しんでみてはいかがだろうか?
(文:藤田あかり)
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