今月のクローズアップ
photo 友心館
種目:スポーツチャンバラ
活動場所:枚方市
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◆スポーツチャンバラは世界のスポーツだ!
 テレビで繰り広げられるチャンバラ劇を真似して、友達とチャンバラごっこをして遊んだ―そんな思い出を持つ人は、男女問わず少なくないはず。そんな“チャンバラごっこ”が、今や「スポーツチャンバラ」という正式なスポーツとして、日本中で行われている。大阪には、「大阪府スポーツチャンバラ協会」があり、現在、30団体2500人が活動中。さらに、国体のデェモンストレーション種目、世界選手権が毎年横浜で開かれており、今年で30周年を迎えるというから、スポーツチャンバラはもはや、国際的スポーツといっても言いすぎではないのだ。
「最初は、メンバーが集まるんやろうかと不安でしたね。当分、自分らだけでやっていくんやろうと思ってましたけど」
 2年前にチーム「友心館」をスタートさせた竹中さんは言う。
 8名で立ち上げたチームだった。それが今ではメンバー数、約50名。幼稚園児から年配の方まで幅広いメンバーが参加するチームになった。
「親子で参加するメンバーも多いですね。家に帰って家族でチャンバラの話で盛り上がるなんてのも、いいですよ」(竹中さん)

◆チャンバラで護身術を身に付ける!?
 スポーツチャンバラは、“スポーツ”と名が付いても、チャンバラごっこが基本。
 エアーの入った柔らかいソフト剣をもち、マスクをすれば、完了。ユニフォームは自由。
相手のどこを打ってもよし、どんな構えをしてもよし。あとは、決定的な一打を相手に当てれば、勝ちなのだ。
「型なんて決まってないんですよ。相手の隙をどうついていくかも、どう相手の攻撃をかわすかも、すべて、自分で考えるだけ」(竹中さん)
 試合は、3分1本勝負。1対1の対戦が基本だが、2人対2人、大人対子供3人などの組み合わせもある。ソフト剣も、小太刀、長剣のほか、槍(ヤリ)や杖(ジョウ)、棒、短剣などの部門に分かれ、様々な楽しみ方ができるのも魅力だ。
 しかしながら、ソフト剣を使ったチャンバラといえど、試合となれば緊張感に満ちた真剣な戦いが繰り広げられる。
「一本勝負という点も、剣の種類がたくさんあるのも、実は、実戦につながってくるんですよね。いざ自分が誰かに襲われたとき、相手はどこからかかってくるかわからない。真っ向勝負なんて、してくるわけないですよね。横からも、後ろからもくる可能性だってあるんです。そんなどこからくるか、読めない敵に対しての護身術を、スポーツチャンバラは身に付けられるんです」
 通り魔事件、ひったくり事件など、益々物騒になりつつある日本において、スポーツチャンバラが護身にも役立つ。なるほど、これほど楽しんで身につけられる護身術は、そうないかもしれない。

◆メンバー募集中  大人も子どもも気軽に参加を
 友心館は、随時メンバーや、ボランティアスタッフの募集を行っている。 
 練習は毎週土曜の週1回。大阪大会や、近畿大会など年に9回ある大会には、参加できる人は参加する。
 初心者でも経験者でも、メンバーは大歓迎だ。
「剣とマスクさえ持てば、即実戦というのが、なんといってもスポーツチャンバラの魅力。大人も子どもも気軽に入ってきて欲しい」
 また、車いすチャンバラに参加したいという方や、審判、タイムキーパーなどのボランティアも同時に募集中だ。いずれも、興味のある人は、一度見学にきてほしいとのことだ。
 今後は、地元で、市民参加型のスポーツチャンバラ大会を開いていきたいと話す竹中さん。
「友心館の子供のメンバーの中で、『先生、また子供とチャンバラ習うわー』とか、今頑張ってるお父さんたちが孫とチャンバラを楽しむことができるように、友心館を持続していき市民が楽しめるスポーツ武道として発展していきたい」(竹中さん)
 子どもの頃に夢中になった遊びは、いくつになっても、面白い。そんな遊び心満載のスポーツチャンバラが、オリンピックの正式種目になる―そんな日もそう遠いことでもないかもしれない。

(文:藤田あかり)


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