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![]() 種目:ドラゴンボート 活動場所:大阪漕艇センター |
◆心をひとつに 「ヨーイサ、ヨーイヤサ!」 お祭りのように威勢のいい掛け声とともに、ドラゴンボートが颯爽に川を進む。 20名の漕ぎ手に、太鼓でタイミングを取る「鼓手」と方向を定める「舵手」。 レガッタやボートと比べて、乗組員が格段に多いドラゴンボートでは、何よりもチームの“息”が勝敗を分ける。 「ともかく、チーム全員が同じ動きをしないと進まないんです。サッカーだとポジションによってそれぞれが別の動きをするけれど、ドラゴンボートは、合わせることが第一です。これだけの大人数で、一緒の動きをする競技は珍しい。それゆえに、みんなで心を合わせるところに競技の魅力を感じます」 ドラゴンボートチーム「浪わ」キャプテン、藤本さんは語る。 足を踏ん張り、ぐっと櫂を打ち、さっと櫂をぬく。この動作の繰り返しはそれだけで、体力を消耗してしまう。だが、ふっとボートが軽くなり、驚くほどスムーズに船が進む瞬間がある。それは、乗組員22名の心がひとつになった時だ。みんなの心が合い、悠々とボートがゆく。その爽快感には、こたえられない良さがある。 「浪わ」というチーム名は、そんな“心を一緒に”という意味をこめて、名づけられた。浪わの「わ」は、「和」であり、「輪」だ。 「もちろん、“浪速”の意味も入ってます。うちとこは大阪に四代、住んでますねん」(藤本さん) ◆天神祭りに勝てば世界が狙える!? ドラゴンボートは、大阪と縁の深いスポーツでもある。 昭和63年、天神祭りの奉納行事として、ドラゴンボートを採用。以降、宵宮に「国際ドラゴンボート選手権大会」が開催されるようになる。今では男子・女子・男女混合の3種類で競われ、60を超えるチームが参加。日本で最も大きな大会となっている。 また、この大会の覇者が次の年の7月に行われるアジア世界大会への切符をつかむことができる。今年は、兵庫県の相生で開催。日本チームは3位入賞と善戦した。 「天神祭りで優勝すれば、アジア大会でしょ。これだけ早く世界を狙える競技もない。そこも、ドラゴンボートの面白さかな」(藤本さん) ◆大人チームはお楽しみ キッズチームは真剣に チームは現在、メンバー・マネージャー共に募集中だ。 とくに、平均年齢30歳なので、体力のある20代のメンバーを急募中。興味のある方は、一度気軽に体験しにきてほしいとのことだ。 また、大人チームとは別にキッズチーム「浪わっ子」も活躍している。国際競技ではU−16のドラゴンボート競技がある中で、日本ではいまのところ、キッズ競技のある大会は少ない。ゆえに、「浪わっ子」が日本のキッズ部門開拓に向けての期待の星でもある。メンバー募集中なので、小学校高学年から中学生なら大歓迎だ。 「私ら大人組は、試合の後のビールが楽しみな選手ばかり揃っています。“お楽しみの最高峰をめざす”ということで、みんな和気あいあいとやっている。けれど、子どもたちはこれからが本当に楽しみです。どんな風に成長していくか?考えるだけで、わくわくしますよ」(藤本さん) 練習は毎週日曜日。最近では大阪のチームではじめてマイチームボートを持つことになり、練習も容易になってきた。 そのボートの名は「伸龍」。天にむかって勇壮に伸びゆく龍は、将来が楽しみなチーム浪わにふさわしい。 (文:藤田あかり) |
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